2019,12,19 焼峰山  昭和52年卒 小川 洋文

あの遭難から間もなく62年を迎えようとする日、焼峰山に行ってきました。
里では、12月初めの積雪が全て消え、登山道も12月は思えないように夏道が続きました。しかし、清水釜からは様相が一変。先行者のトレースが消え、夏道の形跡もなくなりました。修蔵峰へ向けての急登、積雪が不安定で、スノーシューごと足が抜ける、枝がはねる、引っかかるの難行でした。頂上手前の伊蔵沢沿いのトラバースは、凍ってガチガチ。頂上への最後の急登は再び雪が腐れ、四つん這いで突破しました。
頂上は穏やか。62年前の厳しい状況は想像もできませんでした。しかし、写真で見る景色は全く変わらず、飯豊連峰が鎮座していまし
た。

 
滝見荘にわずかに雪が残ります。ここまで林道の雪は全て消えました。 
 
ウグイス平までは、ほとんど夏道が出ていました。 

 
滝谷尾根も夏道。先行者1名が下ってきました。つぼ足のため清水釜で引き返してきたとのこと。 
 
清水釜からは雪が斜面を覆います。トレースなく 修蔵峰めがけてひたすら直登。軟雪と枝はねで思うように進まず。
 
修蔵峰到着。雪は少ないです。写真手前の斜面は、積雪時は尾根上を行くのですが、無理そうです。夏道のトラバースがきつそうです。 
 
 案の定、トラバース斜面は凍結していました。スノーシューの刃を効かせて乗り切ります。スリップしたら伊蔵沢まで滑落しそうです。といってもすぐそこに沢底が見えます。
 
最後の急登を四つん這いで乗り切り山頂到着。飯豊連峰が凛として迎えます。 
 
 
 
二王子、大日、蒜場、おなじみの峰峰が迎えます。