駅から駅へ 櫛 形 山 脈 縦 走
        2019.10.2  昭和52年卒 小川洋文
 
下山後の一杯が目的で40年ぶりに電車によるアプローチで櫛形山脈縦走を目指しました。新発田駅を基点に、行きは金塚駅下車、桜公園から大峰山へ。白鳥山で縦走を終え、宮ノ入りから国道を歩いて中条駅というルートです。
 15年ほど前に同じコースを通っていますが、コース状況が格段によくなっており、人もよく入っているようです。近年始まった「櫛形山脈トレイルランニング大会」の影響もあるでしょう。アップダウンもそれほどなく、山脈自体が中世の山城という史蹟に富むことから、今後益々人気のコースとなるのではないでしょうか。
 
 新発田発6時47分、金塚着6時57分の電車。スイカが使えず出場してしまいました。後に新発田駅で処理。
 
 金塚の集落を歩き、桜公園から願文山登山道に入る。7時30分。
 
 願文山248mを過ぎ、これから行く櫛形山が見える。
 
 願文山、チェリーハウスを過ぎ、大峰山399.5m到着。8時25分。
 
 箱岩峠分岐368mを過ぎ法印瀑分岐501.7m。これから国道7号線側に、次々と分岐が分かれる。いつでも縦走から抜け出せます。9時20分。
 
 関沢コース分岐565m。9時48分。いよいよ頂陵のブナ林の始まりです。
 
 いつ来ても美しい櫛形山山頂のブナ林。登山道を挟んで比較的若いブナがまっすぐに伸びます。かなりお年を召した方が一人写真を撮っていました。「自分は写真を撮りながらゆっくり縦走するので6時間以上かかる。あんたなら5時間かからないろ」といっていました。胎内市が出しているコース図では8時間以上のコースタイムです。距離だけで単純計算してあり、現実的ではではありません。
 
 最高峰櫛形山。568m。9時52分。
 
 飯角山490.5mから先はあまり整備され居なかったのですが、きれいに整備されています。トレイルランニング大会開催の影響でしょうか?ちなみに、本日はランナーとは出会いませんでした。
   
 国道290号の坂井集落からの道(廃道)の坂井越400mに休憩所が。10時52分。飯豊よく見えます。大峰山からずっと栗が至る所に落ちていました。拾っている時も、ボコボコと上から落ちてきます。ザクのポケットはお土産でパンパンになりました。
 
 板入りノ峰410m。11時23分。いよいよ縦走終盤。ここから、少し先の黒川中学校の学校登山の道(黒中峰446.4m)から西に折れ、鳥坂山もすぐそこです。ここで、かつて同職だった知人と会いました。私と逆のコースです。「金塚で飲めるところないでしょ」といったら「その手があったか」。この先熊の糞が落ちているとのことでした。この縦走であった人は4名でした。
 

 
 ユズリハの峰385m。11時51分。ユズリハがたくさんあります。石切山コースを分岐。一度通ったことがありますが、昔の石切場があり、コース上にいろいろな空洞があり面白いコースです。
 
 鳥坂山438.5到着。12時5分着。51年前の小学校4年生の遠足で紫岩峰コース(廃道)で鳥坂山に来たときは、岩山の頂上というイメージでした。それから何回となく登っていますが、その都度雑木が伸び今では眺望は全くききません。昔、「板額御前の襦袢」として赤い襦袢を掲げて、大ひんしゅくで撤去されたことがありました。その場所に、植樹がありました。
   
少し先でほんのわずか北方向の眺望が開けます。高坪山と旧黒川市街。 
 
 縦走最後の峰白鳥山。12時44分。空堀の遺構がよく保存されています。今回は旧中条スキー場(ロープ塔一基でしたがナイター設備がありました)の追分コースではなく、宮の入りコースを選びました。
   
 宮ノ入り登山口着。13時03分。全縦走所用約5時間30分。麓の居館の遺構が残っています。
ここから約3.5km。警察署で国道に出て、無尽蔵で生ビール、ラーメンを食し、中条駅へと向かいました。14時40分の電車に乗れました。