新潟県高体連登山部全県大会
令和元年9月19日~20日  滝谷森林公園・焼峰山
昭和45年卒 相馬 隆幸

 

新発田高校登山部の顧問の先生方、現役の皆さん、この度の秋季全県大会はお疲れさまでした。大会中は当番校としてご活躍され、大変ご苦労様でした。

 焼峰登山はあいにくの曇天で、おそらく飯豊の山並みは望めなかったかと思います。全県の高校生に、折角の雄大な展望をご覧頂けなかったのは残念ですが、また機会を見て焼峰の魅力に浸っていただければ幸いです。

 19日午後、滝谷森林公園にて催された開会式には、渡辺さんと私が見学のためお邪魔しました。折りから本格的な秋を思わせる涼風のもと、滝谷森林公園の芝生の上に、先生方と学生あわせて200名程が集いました。

 開会のご挨拶、スタッフ紹介等が一通り済んだところで、我がOB会の笹川さんの登壇です。約30分の講演では、我々新発田高校OBが焼峰をこよなく愛す由来、現役当時の装備や服装、山行の様子などを語られ、後半では本田修蔵氏の遭難事故について、資料も配布されながら生徒たちに語りかけられました。言の葉の一つ一つに山や本田氏への愛惜がにじみ、世代を隔てた若い人達の胸にもきっと格別な何かが残ったことと思います。また、顧問の先生方も深い感銘を受けられたご様子です。渋紙を羽織り、地下足袋での登山とは、S45卒の私も知らない世界のことです。笹川さんも、おそらくもっともっとお話になりたかったのではないかと存じます。

 登山文化の継承という意義から、このような機会が今後もあれば素晴らしいことだと感じました。